前回は介護保険を利用するために、まずは要介護認定の申請が必要であることをお話しさせていただきました。
今回はもう少し具体的に在宅介護についてお伝えしていきたいと思います。
前回説明したようにまず在宅介護サービスを利用する場合は、ケマネージャーとケアプランを作成します。在宅介護サービスはその人に必要なものを選んで組み合わせていくのですが、どんなサービスが受けられるのでしょうか。
在宅で受けられる主な介護サービス
訪問介護
ホームヘルパーに入浴や食事の介助などの「身体介護」や、料理・掃除などの「生活援助」をしてもらう。
訪問看護
医師の指示に基づいて看護師や保健師から健康チェックや療養上のケアなど受ける。
訪問入浴
浴槽搭載の移動入浴車でスタッフに入浴の介助をしてもらう
デイサービス
送迎者で介護施設へ行き、食事、入浴、健康チェック、レクリエーションなどのサービスを受ける
ショートステイ
介護施設に一定期間泊まって、食事、入浴などの世話をしてもらう
福祉用具
車椅子、歩行補助具、特殊ベッドなどを借りる
改築
手すりの取り付け、段差の解消など小規模な改修費用の一部が支給される
ケアプランを作る
このように様々な介護サービスを受けることが可能で、この中から必要なサービスを組み合わせてケアプランを作成します。ケアプランに沿って、それぞれのサービスを提供する事業者と契約をして1か月ごとに利用料の原則1割を支払っていくのですが、1か月に利用できるサービスは要介護度によって支給限度額が異なります。
介護が必要な状況になっても、十分な資産があれば心強いです。そのためには今から資産の形成を進めていくことが必要です。
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