将来受け取れる年金の額と、加入期間を知ることが大事です。

ねんきん定期便を使って、おおよその年金額を知る。

みなさんは自分が将来年金をいくらもらえるのか調べたことはありますか?自分が老後にどのくらい年金をもらえるのか知ることは、働き方や資産形成を考える上でとても大切なことです。公的年金の加入者には、日本年金機構から毎年誕生月にハガキか封書で「ねんきん定期便」が送られてきます。

ねんきんネット上で、郵送停止を登録している場合は郵送されません。

このねんきん定期便、まだ自分は若いし関係ないからとよく見ずに捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか。実はねんきん定期便を使って、自分の将来の受け取り年金額を知ることができます。

 

生命保険文化センターの調査によると、老後夫婦2人で生活をおくる上で必要な最低額は約22万円、ゆとりある生活をおくるためには約36万円必要なのだそうです。将来もらえるお金の現実を知ることで、老後の計画を立てやすくなるでしょう。自分自身の働き方を考えることはもちろん、資産運用を考えるきっかけにもなると思います。

受け取る資格を得るために、延べ加入期間が大事

 

ねんきん定期便は毎年皆さん自身の誕生月に日本年金機構から送られてくるものです。まず確認してほしいのが、「これまでの年金加入期間」です。この欄には、国民年金、厚生年金保険等のそれぞれの加入期間と、その合計を基にした受給資格期間が記載されています。2021年の時点では、年金を受給するには受給資格期間が10年(120か月)以上必要になりますので注意してください。(これでも従来の、通算25年間よりは短くなりました)。

受給資格期間とは、国民年金または厚生年金を納付していたか、免除された期間です。

 

次に確認してほしいのが「これまでの加入実績に応じた年金額」です。この欄には将来もらえる年金の見込み額が記載されています。ただし年齢によって記載方法が異なり、50歳以上の方は現在の加入条件が60歳まで継続すると仮定しての年金見込み額が、50歳未満の方はこれまでの加入実績に応じた年金額が記載されるようになっています。

 

「これまでの加入期間」なので、30歳代くらいのひとはびっくりするほど少ない金額かもしれませんが。

50歳以上の方は実際の受給額とかなり近い数字が記載されていますのでここから将来の自分の働き方や今後の資産形成方法を考えることができますね。50歳未満の方は今後働き続けていくことで年金額は増えていきますので参考程度と捉えてください。

次回は、ねんきんネットについて詳しく触れてみます。

 

参考:ねんきんネット

 

 

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