明日、2023年1月18日(水)は日本銀行の金融政策決定会合の結果発表日です。
前回のおさらい
2022年12月20日、日本銀行の会合で、イールドカーブコントロールのルールを一部変更(長期金利のプラスマイナス幅を0.25パーセントから0.5パーセントに変更する)としました。
その結果、金利が上昇し、為替レートは円高に振れ、株価が暴落、債券価格も暴落しました。
なぜそんなことが起きたのでしょうか?それぞれの理由を簡単にまとめました。
金利が上昇したわけ
長期金利が上昇したのは「世界的に金利が上昇しているので、結果的にプラスの最大値に誘導された」という感じです。
2022年中頃から、世界的に中央銀行の政策金利の引き上げが行われています。円安傾向も、根底にはこの金利差がありました。
為替レートが円高に
この政策変更が報道されてから、1日の間にドル円レートが1ドル137円台から131円台まで円高に振れました。2022年10月頃には1ドル150円を突破していたので、そこから比較するとだいぶ円高になりました。
金利に注目すると、諸外国との金利差が狭まる。だから日本でお金を借り、海外で運用するといった円キャリートレードの旨味が減ることが考えられます。
株価が暴落
株価も、一日だけで日経平均株価が27300→26500円台まで 800円(実に、3%ほど)下落しました。
金利の上昇で、信用取引(お金を借りて)で株を買っている人が売却して手じまいしようとしたり、預金や債券で運用した方がよくね?と考えるようになります。
あれから1か月経過
2023年1月17日、22時現在 1ドルが128.5円とあれから円高が進んだ感じです。(背景には、アメリカの金利上げ速度が下がったこともあります)。
日銀の政策切り替えがどうなるかは様々な憶測がありますが、イールドカーブコントロールで制御されている10年物の国債金利は年0.5%に張り付いています。
右往左往せず投資を続けるのもひとつ
2022年に、資金を一部避難し、インドやクリーンエネルギーに切り替えました。
2月~10月は積み立てを続けていても停滞していましたが。2022年11月頃から大きく資産運用評価が伸びています。
続きは次回。
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