年金手帳が廃止されますが、記録はどうやって管理されるの?

国民年金に加入した人に交付される年金手帳。基礎年金番号や国民年金の種別、厚生年金の加入・脱退歴などが記載されています。この年金手帳が2022年4月から廃止になり新規発行がなくなることになりました。今回は年金手帳が廃止になるとどうなるのかをお伝えできればと思います。

 

 年金手帳で一番大切な情報だったのは「基礎年金番号」です。

年金加入記録を管理するための番号で1人に1つの基礎年金番号が割り振られています。この基礎年金番号ですが、マイナンバー制度が始まったことで2018年3月以降これまで基礎年金番号で行われていた国民年金に関する届け出・申請関係はほぼマイナンバーでの完結が可能になりました。このような時代の変化を受けて、2020年6月5日に公布された年金制度改正法により年金手帳の廃止がされることとなりました。

 

年金手帳が廃止になることで何か手続が必要なのかというと、結論現在年金手帳を保有している人は何も手続は必要ありません。基礎年金番号は引き続き利用可能、海外に転出した場合や国民年金保険料の口座振替申し出などでは必須になるようですので年金手帳は大切に保管しておきましょう。2022年4月以降に新たに国民年金に加入する方や、年金手帳の再発行の際は「基礎年金番号通知書」という書類が新しく交付されます。手元に年金手帳がない方は手続が必要になりますので皆さんも確認してみてください。

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