世界情勢の深刻化と、スイッチング、リバランス。

前置き

※現在進行形の事象を扱っているため、後から記述の加筆、更新するかもしれません。

 投稿後、ソロモン・フィナンシャル・マネジメントからマーケットレポートが届きました。

また本記事の執筆にあたり不謹慎な内容が含まれることもあるかと思いますが、事象を説明するためにはやむを得ないと考えています。

 

世界情勢の深刻化

 

今年2月から3月の、世界的に見た大きな出来事は、ウクライナ情勢の深刻化でしょう。ついにロシアが武力行使を開始しました。事態の速やかな収束と、被害が少なく済むことを祈ります。

 

穴の開いたバケツのような運用状況

ここ半年くらいの運用状況を載せます。

半年で、200ドル×6回、計1200ドルの積み立てを行いましたが、残高はむしろ減っています。

 2月の記事でも触れたように、ポートフォリオの構成が、グロース株中心の内容だったからです。

一方、石油などのエネルギーやゴールドをはじめとした金属類、小麦などの相場は急騰していました。

ウクライナは小麦などの産地であり、ロシアは石油、天然ガスなどの鉱物資源が豊富であり、戦闘や経済制裁の影響でこれらの品目が不足しがちになることが予想されます。

 

積み立てと配分の変化

両方とも、スイッチングされたようです。

 

 

 

積み立て内容が

  • ABIG(インドのグロース株)
  • BRNE(持続可能なエネルギー)
  • BRUS(資金退避用)
  • ISPG(金、いわゆるゴールド)
  • MFUS(USバリュー株※割安)

 

今後の配分は

  • ABIG 40%
  • BRNE 30%
  • MFVF30%

既存資金は現金やゴールドに避難させ、影響が少なさそうなものにつぎ込む?

今回の自動スイッチングの意図ですが、まず値動きがほぼない現金、加えて有事の避難先になりがちなゴールドに避難することを考えたのでしょう。

インド(ABIG)、持続化エネルギー(BRNE)、USバリュー株(MFVF)というのも、相対的にロシアのウクライナ侵攻の件による値下がりは少なさそうです。

  • インドはこの件にはあまり関わっていない。
  • 石油や天然ガスの値段が上がっている&短期間では済まなくなりそうなので、持続化エネルギーも注目されがち。
  • USいわゆるアメリカ合衆国が戦場になっているわけではない。

世界富豪ランキングで(バリュー株の割合が多い)バフェット氏の順位が回復しているくらいですし。

また、テック系やグロースからは手を引いたのは、しばらくはこれらの分野が回復しがたいと判断したのでしょう。ヘルスケアは、新型コロナの感染者数が減少傾向にあることや、様々な規制が緩和されるなどのことから、株式としては注目を浴びにくくなったという判断なのでしょう。

ソロモン・フィナンシャル・マネジメントからの連絡はまだ届いていないので、確認を入れようと思います。といった矢先にマーケットレポートが届きました。

なお、切り替えの意図は、私が想像していたものとだいたい同じでした。おそらく彼らもグロース系のバブル崩壊が決定的になった。と判断したのでしょう。

指数が頂点をつけてから、2~3割くらい下がると「上昇局面が終わった」と解釈されることが多いです。米NASDAQ指数がまさにそれ。

追記:相場の「まさか」に対応することが大事

食品やガソリンなどのインフレや欧米を中心とした中央銀行の利上げは、以前から予想されていました。 ロシアがウクライナに本格的に侵攻することは、私も含め多くの人がないだろうと思ってたでしょう。

こういう「まさか」の時に対応することが、IFAや運用担当者に求められるのではないのでしょうか。

以前にもスイッチングが行われたことがありました。

 

追記:まだ運用期間が20年以上残っているので、あまり深刻ではない

このエボリューションプラン、2019年から延べ2年少し、計5,600ドルほど積み立て、現在700ドルくらいのビハインドが発生しています。 しかし、停滞し始めたのは2021年11月ころから、大きく崩れたのは2022年に入ってからで、それまではまぁまぁ上手くいっていました。

 

短くても15年、最長25年まで運用することを予定していますので その間の拠出額は

  • 月200ドル。つまり年2,400ドル
  • 15年間なら合計36,000ドル
  • 25年間では60,000ドル

なので、全体から見たすでに拠出した額の割合は25年間の1割にも満ちません。

解約時期の資産が増えていればよいので、まだまだ挽回の余地はあります。

参考 エボリューション

 

追記:S&P500 INDEX プランだったら?

S&P500プランの場合、拠出額に対する保証(15年で140%、20年で160%)があるので、現在のような状況でも元本割れの心配をしなくて済む。というメリットがあります。

個人的には、切り替えが難しいまたはできないものを対象とする場合、何らかの保証が付いた商品を利用した方がよいと思います。たとえそれが株価指数のような異常な下落が起きにくいものであったとしても。

余談:皮肉にも、資源の割合が多かったプレミアトラストは好調だった。

相変わらず、Webページの表示問題を抱えていたりするプレミアトラストの方は、資源系の割合が多かったのでダメージは少ないです。

 

 

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