インフレについて触れてきましたが
何度かにわたり価格改定のあった生活必需品を紹介させていただきました。価格改定の理由はモノ不足、原材料の高騰、為替の影響で仕入れや物流のコストが大きく膨らんでいるなど様々ですが、どれもすぐ解決する問題ではないことはたしかです。
良いインフレと悪いインフレ
物価上昇自体は悪いことではなく、日銀が物価上昇2%を目標に政策を進めていたことはニュースを見て知っている方も多いと思います。
日銀が目指していた物価上昇2%というのは、あくまでも景気が順調、企業の業績も給料も上がり、モノがよく売れる。その結果として物価も上昇するといったものでした。
では現状はどうでしょうか?給料は上がっているでしょうか?獺祭やバンダイナムコなど、一部企業が初任給を大幅に引き上げたなどのニュースはありましたが、大多数の人の給料は上がっていないのが現実です。
また、銀行預金の金利を見ても0.001%のままで何も変わっていません。つまり生活が苦しくなるだけの悪いインフレになってしまっているのです。
直近のロシアによるウクライナ侵攻と、それに対する経済制裁などもあり、小麦などの供給自体が世界的に乏しくなっています。生活必需品の価格改定の原因はすぐに解決する問題ではなく、商品の価格がもとに戻ることはしばらくないと思われます。
皆さんの働き方やお金の使い方、お金の置き場所などを今までと変えずに生活しているとお金は減っていくばかりです。自分の生活、お金を守るためにも、今回の値上げラッシュをきっかけに働き方やお金の使い方、お金の置き場所を見直してみてもいいかもしれませんね。
私が2019年からやっている、インベスターズトラストの積み立ても、積立先を変えています。
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