老後の年金の増やし方。公的私的それぞれ異なります。

 

年金受取額を増やす方法についてお話したいと思います。公的年金と私的年金で若干方針が異なります。

 

公的年金の受取開始時期をずらす

基本的に65歳から受け取ることのできる公的年金ですが、繰り下げ受給といって受取時期を送らせることが可能です。現在は70歳まで、2022年4月1日以降は75歳までの繰り下げが可能になる予定ですので、ご自身の収入状況に合わせて受給時期をずらすことで年金受取額を増やすことができます。

また、基礎(国民)年金部分と厚生年金部分を別々に繰り下げることも可能です。

 受給開始時期を1年ずらすごとに8.4%増やせます。約12年給付を受けると、受給額で元がとれることになります。

 

以前、65歳以降の年金額を増やす記事でも触れました。

 

 私的年金をつくる

20年後、30年後の年金支給額は少子高齢化から現在受給している人の金額に比べて減ってしまうと一部では言われています。自営業やフリーランスの方など国民年金だけしか受給できないとなると不安は大きいと思います。

そういった方は特にiDeCoや個人年金保険などを利用して私的年金を作っておくことをお勧めします。iDeCoは掛金を積み立て、予め用意された金融商品を運用して60歳以降に受け取ることのできる年金です。保険会社の販売する個人年金保険は、自分で年金受取時期や期間を指定することが可能です。どちらも節税効果がありますが、個人年金保険のほうが年金受取時期や期間を自分で決められる分、自分に合った商品が見つけやすいかもしれません。積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

 

 インベスターズトラストも、何年かに分けて受け取ることが可能です。

 

以前紹介したねんきん定期便を利用して将来の年金受取額を把握し、今回紹介した方法で将来の準備をしておくことで不安も和らぐと思います。ぜひ一度考えてみてください。

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